初夢

ただひたすら大地が続く。
荒涼とした大地には時折、古い建物の残骸と思しきものが見受けられるが、
人々は何も気にせず、ひたすら歩き続ける。
子供の数も減り、年寄りたちもずいぶん減った。
空はどんより曇り、俺たちはどこへ行こうとしているのか。
もういいかげんつかれきった頃、また今日もおきまりの喧嘩が始まる。
飯の量が多いだの少ないだの、俺はここに残るだの...
そして、俺が何か言おうとした時、


...目が覚める。正月二日の目覚めにしては寝起きが悪い。
夢の中のことが妙にリアリティがあって、さっきの事が夢とは思いにくい。
しばらくぼーっとしているとなんとかめがさめてくる。

こんな夢をここ数年正月に見ることが多い。正月以外にもたまにこの夢を見る事もあるのだが、少し気になる。